五尺五寸
このblogはBLを含む漫画&小説についてと日常のあれこれが主な話題です。
2007'07.02.Mon
4月発売の新刊の、少しですが読めたものについての雑感です。
読めたもので、時間の関係であまり感想が書けなかったけれども
おすすめしたいものには★マークを付けています(★五つが最高)。
4月一般部門
■BLEACH(27)/久保帯人
■されど月に手は届かず/本宮ことは/眠民
■ペンギン革命(5)/筑波さくら
■かよちゃんの荷物(1)/雁須磨子
■マイガール(1)/佐原ミズ
ほのぼのでちょっと痛い、というか寂しい描写が素敵です。
Amazonの表紙画像はちょっと青みがかってしまっているのが残念。
ほんとはもっとやわらかい色みのやさしい表紙絵です。
★★★★
■リリアとトレイズ(6) 私の王子様(中)/時雨沢恵一/黒星紅白
■バッカーノ!1934 完結編 Peter Pan In Chains/成田良悟/エナミカツミ
■鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(2)/壁井ユカコ/テクノサマタ
■カラクリオデット(3)/鈴木ジュリエッタ
★★★
■天狗神/夢花李
■DarkSeed(2)/紺野キタ
■しゃべれどもしゃべれども/勝田文
★★★★
■かわたれの街/勝田文
★★★
■おひっこし?/山田ユギ
★★★★
4月BL部門:
■熱情の契約(コントラクト)/真瀬もと/笹生コーイチ
■マイ・フェア・ダンディ/渡海奈穂/前田とも
くせ者の年下苦学生×天然系お人好しのチンピラという
新たな萌えツボを突かれたこの作品は
笑いあり・涙ありの和むコメディで、
貧乏BL好きの私は大変美味しく読了致しました。
受けのチンピラ・山崎は天然なのに男前なとこもしっかりあり、
攻めはちょっと腹黒いんだけど山崎にめろめろな可愛いところもあって、
そんな二人のすんなり行かない恋愛模様を読み進めるのはとても楽しく、
読んでる途中、残りのページが減っていくのが残念なくらいでした。
渡海さんの甘いだけではないBLコメディ、お薦めです。
■ワンダフルライフ/やまかみ梨由
へたれofへたれ万歳!
やまかみさんの描かれる、あまり体格差の無い二人のお話が大好きです。
受けが強すぎるのも良い!!
★★★★★
■ねえ先生?/桜城やや
■犬の王 GOD OF DOG/石原理
■夜に咲き誇る/英田サキ/山田ユギ
■空から降るもの/せのおあき
脱力系BL。和みます。
でもときどきドキッとする台詞や表情があって、
それはシリアスものの中だけでなく
和み系の中にも散見されるので、
油断しては読めません(笑)
★★★★★
■BGM/アンソロ
★★★
■喜劇は愛で進化する/阿二谷ユイジ
■CRAFT(32)/アンソロジー
■Stepbrother/榎田尤利/国枝彩香
★★★★
■秘密/木原音瀬/茶屋町勝呂
■あしたのきみはここにいない/山本小鉄子
■真綿の王国(3)/南野ましろ
■OPERA(6) 旅/アンソロジー
★★★★★
■肉食獣のテーブルマナー/草間さかえ
コミックにまとまるのを非常に楽しみに待ってました!
草間さんこれでコミック3冊目なんて
信じられないくらいの話のこなれようがさすがです。
独特の絵は前より線が綺麗になって、コマは読みやすく
全体にすっきりした感じで、絵の艶っぽさや話の間合い、
思いもかけない落としどころ等はこれまで以上にすばらしくて、
発売日当日に本屋に駆けつけたかいがありました。
収録作品の中ではダントツに表題作が好きで、
これに出てくる双子弟が双子兄の話にも出てるんですが、
その話の最後に双子弟が放ったアノ台詞にはやられたーと思いました。
これから読む人にはぜひネタバレせずに読んであの衝撃を食らってほしい(笑)
絵に抵抗無ければお話のおもしろさは際立ってると思うので、
とにかく何を置いてもおすすめの作家さんです。
6月にはもう1冊新刊が出るし、今年は幸せな年だーvv
■出来の悪い子/明治カナ子
■完璧な恋人/夏水りつ
■気分は上々/天王寺ミオ
■STAND ALONE/駒崎優/槇えびし
駒崎優さんはBLは今回初ということですが、
これまでにニアBLな作品やファンタジーもの、
現代のトラブル解決もの(?)などの、既刊はほとんど
読ませていただいているとても好きな作家さんです。
お話は、幼馴染みとして育った二人はある事件によって
その関係に決定的な亀裂が入り、離ればなれになります。
その再会後の話に添って徐々に過去が明らかにされていく形で進んでいきますが、
文章が淡々としている分、語られる感情の濃さ・熱さが際立って、
主役二人のどうにもならないことへの苦しみと葛藤と、
それに苛まれても相手を恋しく思う気持ちに息が詰まって、
水みたいに出続ける涙を垂れ流したまま読みました。
自分でもどうしたんだと思うくらい、あの時は涙を拭こうとは
全く思いつかずにページをめくってた…(^_^;)
それでもお話は苦しい悲しいだけではなく、
二人が子供の時の、幸福な頃の描写にふっと和んだり、
槇えびしさんのイラストもすごくぴったりで
このお話の挿絵にはこの方しかいないと思ったり、
最後には幸せを掴んだと思える二人の様子に
今度はうれし涙がでるという感じで、
とても感情を揺さぶられる、いい作品でした。
穏やかな余韻があって、読後感はとても良く、読めて幸せでした。
■ベリアルの誘惑/ふゆの仁子/高階祐
■艶めく指先/秀香穂里/サクラサクヤ
■裏切りの夜/仔犬養ジン/小山宗祐
BLというよりゲイ小説のような趣の刑事もの。
一見描写はさらりとしていているのに
話の中身は物語性が高く読み応えがありました。
多面的なキャラクタ描写がそれぞれのキャラをしっかり立たせていて、
主役二人・飼い犬・同僚・上司・家族・その他、
みんなそれぞれ個性があって存在感が軽くない。
特に主役二人はいわゆる魅力的な性格というのではなくて、
ずるいところ弱いところがあってでも潔いところもあって、
非常に人間くさくて魅力的でした。
今後の作品にもかなり期待している作家さんです。
イラストもぴったり。やっぱり筋肉はこれくらいは無いと!
■境界(ボーダー)/愁堂れな/奈良千春
この表紙イラストを見るたびに思いますが、
振り返ってる主人公の角度が素敵だ!(笑)
手袋も色気があって、直に触ってないところがいいですねーvv
さて、お話の内容は、刑事二人がメインということもあり
ほぼ全編サスペンス調で進みます。
受け刑事・松本がほんっとに単独行動をして目立っていたせいか
攻め刑事・渡辺の存在感がちょっと薄かったかも。
でも終盤にかなり萌えシーンがかたまっていて、
油断してたらえらく萌えて電車の中で顔がにやけそうになったり(笑)
やるやらないの会話の気安い雰囲気とか、もともと相手のことを
知ったもん同士のBLの醍醐味があって、和みつつ萌えましたv
この二人は友人関係→恋人関係に変わるのではなく
友人関係+恋人関係が同居するような感じで会話の掛け合いが楽しいので、
また続編を読みたいです。
二人が一緒に捜査してるシーンも少なかったので、次はぜひ!
■恋と服従のエトセトラ /桐嶋リッカ/カズアキ
★★★★
読めたもので、時間の関係であまり感想が書けなかったけれども
おすすめしたいものには★マークを付けています(★五つが最高)。
4月一般部門
■BLEACH(27)/久保帯人
■されど月に手は届かず/本宮ことは/眠民
■ペンギン革命(5)/筑波さくら
■かよちゃんの荷物(1)/雁須磨子
■マイガール(1)/佐原ミズ
ほのぼのでちょっと痛い、というか寂しい描写が素敵です。
Amazonの表紙画像はちょっと青みがかってしまっているのが残念。
ほんとはもっとやわらかい色みのやさしい表紙絵です。
★★★★
■リリアとトレイズ(6) 私の王子様(中)/時雨沢恵一/黒星紅白
■バッカーノ!1934 完結編 Peter Pan In Chains/成田良悟/エナミカツミ
■鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(2)/壁井ユカコ/テクノサマタ
■カラクリオデット(3)/鈴木ジュリエッタ
★★★
■天狗神/夢花李
■DarkSeed(2)/紺野キタ
■しゃべれどもしゃべれども/勝田文
★★★★
■かわたれの街/勝田文
★★★
■おひっこし?/山田ユギ
★★★★
4月BL部門:
■熱情の契約(コントラクト)/真瀬もと/笹生コーイチ
■マイ・フェア・ダンディ/渡海奈穂/前田とも
くせ者の年下苦学生×天然系お人好しのチンピラという
新たな萌えツボを突かれたこの作品は
笑いあり・涙ありの和むコメディで、
貧乏BL好きの私は大変美味しく読了致しました。
受けのチンピラ・山崎は天然なのに男前なとこもしっかりあり、
攻めはちょっと腹黒いんだけど山崎にめろめろな可愛いところもあって、
そんな二人のすんなり行かない恋愛模様を読み進めるのはとても楽しく、
読んでる途中、残りのページが減っていくのが残念なくらいでした。
渡海さんの甘いだけではないBLコメディ、お薦めです。
■ワンダフルライフ/やまかみ梨由
へたれofへたれ万歳!
やまかみさんの描かれる、あまり体格差の無い二人のお話が大好きです。
受けが強すぎるのも良い!!
★★★★★
■ねえ先生?/桜城やや
■犬の王 GOD OF DOG/石原理
■夜に咲き誇る/英田サキ/山田ユギ
■空から降るもの/せのおあき
脱力系BL。和みます。
でもときどきドキッとする台詞や表情があって、
それはシリアスものの中だけでなく
和み系の中にも散見されるので、
油断しては読めません(笑)
★★★★★
■BGM/アンソロ
★★★
■喜劇は愛で進化する/阿二谷ユイジ
■CRAFT(32)/アンソロジー
■Stepbrother/榎田尤利/国枝彩香
★★★★
■秘密/木原音瀬/茶屋町勝呂
■あしたのきみはここにいない/山本小鉄子
■真綿の王国(3)/南野ましろ
■OPERA(6) 旅/アンソロジー
★★★★★
■肉食獣のテーブルマナー/草間さかえ
コミックにまとまるのを非常に楽しみに待ってました!
草間さんこれでコミック3冊目なんて
信じられないくらいの話のこなれようがさすがです。
独特の絵は前より線が綺麗になって、コマは読みやすく
全体にすっきりした感じで、絵の艶っぽさや話の間合い、
思いもかけない落としどころ等はこれまで以上にすばらしくて、
発売日当日に本屋に駆けつけたかいがありました。
収録作品の中ではダントツに表題作が好きで、
これに出てくる双子弟が双子兄の話にも出てるんですが、
その話の最後に双子弟が放ったアノ台詞にはやられたーと思いました。
これから読む人にはぜひネタバレせずに読んであの衝撃を食らってほしい(笑)
絵に抵抗無ければお話のおもしろさは際立ってると思うので、
とにかく何を置いてもおすすめの作家さんです。
6月にはもう1冊新刊が出るし、今年は幸せな年だーvv
■出来の悪い子/明治カナ子
■完璧な恋人/夏水りつ
■気分は上々/天王寺ミオ
■STAND ALONE/駒崎優/槇えびし
駒崎優さんはBLは今回初ということですが、
これまでにニアBLな作品やファンタジーもの、
現代のトラブル解決もの(?)などの、既刊はほとんど
読ませていただいているとても好きな作家さんです。
お話は、幼馴染みとして育った二人はある事件によって
その関係に決定的な亀裂が入り、離ればなれになります。
その再会後の話に添って徐々に過去が明らかにされていく形で進んでいきますが、
文章が淡々としている分、語られる感情の濃さ・熱さが際立って、
主役二人のどうにもならないことへの苦しみと葛藤と、
それに苛まれても相手を恋しく思う気持ちに息が詰まって、
水みたいに出続ける涙を垂れ流したまま読みました。
自分でもどうしたんだと思うくらい、あの時は涙を拭こうとは
全く思いつかずにページをめくってた…(^_^;)
それでもお話は苦しい悲しいだけではなく、
二人が子供の時の、幸福な頃の描写にふっと和んだり、
槇えびしさんのイラストもすごくぴったりで
このお話の挿絵にはこの方しかいないと思ったり、
最後には幸せを掴んだと思える二人の様子に
今度はうれし涙がでるという感じで、
とても感情を揺さぶられる、いい作品でした。
穏やかな余韻があって、読後感はとても良く、読めて幸せでした。
■ベリアルの誘惑/ふゆの仁子/高階祐
■艶めく指先/秀香穂里/サクラサクヤ
■裏切りの夜/仔犬養ジン/小山宗祐
BLというよりゲイ小説のような趣の刑事もの。
一見描写はさらりとしていているのに
話の中身は物語性が高く読み応えがありました。
多面的なキャラクタ描写がそれぞれのキャラをしっかり立たせていて、
主役二人・飼い犬・同僚・上司・家族・その他、
みんなそれぞれ個性があって存在感が軽くない。
特に主役二人はいわゆる魅力的な性格というのではなくて、
ずるいところ弱いところがあってでも潔いところもあって、
非常に人間くさくて魅力的でした。
今後の作品にもかなり期待している作家さんです。
イラストもぴったり。やっぱり筋肉はこれくらいは無いと!
■境界(ボーダー)/愁堂れな/奈良千春
この表紙イラストを見るたびに思いますが、
振り返ってる主人公の角度が素敵だ!(笑)
手袋も色気があって、直に触ってないところがいいですねーvv
さて、お話の内容は、刑事二人がメインということもあり
ほぼ全編サスペンス調で進みます。
受け刑事・松本がほんっとに単独行動をして目立っていたせいか
攻め刑事・渡辺の存在感がちょっと薄かったかも。
でも終盤にかなり萌えシーンがかたまっていて、
油断してたらえらく萌えて電車の中で顔がにやけそうになったり(笑)
やるやらないの会話の気安い雰囲気とか、もともと相手のことを
知ったもん同士のBLの醍醐味があって、和みつつ萌えましたv
この二人は友人関係→恋人関係に変わるのではなく
友人関係+恋人関係が同居するような感じで会話の掛け合いが楽しいので、
また続編を読みたいです。
二人が一緒に捜査してるシーンも少なかったので、次はぜひ!
■恋と服従のエトセトラ /桐嶋リッカ/カズアキ
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